一般的なボディー・ランゲージ表現

コミュニケーションはとても複雑で、あいまいな物言いが原因で誤解されたり悪印象を与えてしまったりすることがよくあります。本心と異なることを言うこともありますし、落ち着いたトーンで話したつもりが逆に威張った印象を与えてしまうことや、ただ黙っていただけなのに怒っていると勘違いされたり、失礼な人だと思われてしまったりすることもしばしばです。このような言葉を使ったコミュニケーションによる誤解を防ぎ、真意や意図を確実に伝えるのに大きな役割を果たすのがボディー・ランゲージです。

表情、生理的な反応、身振りなどによる表現は聞き手が特に意識をしていなくてもはっきりと明確に伝わっています。人は本能的にボディー・ランゲージを理解することができるのです。たとえその身振りや表情が持つ心理学的な定義を知らなかったとしても、会話の最中に客が怒りだせば、怒りの言葉を言われる前にその感情の変化に気付くことができるはずです。これはボディー・ランゲージが頭の中で解釈され、身体や顔にそれに応じた反応が現れるからです。

よく使われるボディー・ランゲージ表現のいくつかを心理学的な意味付けと一緒に紹介しますので、相手へ発信するメッセージや相手から送られてくるメッセージを認識するための手掛かりとしてください。怒っている客のボディー・ランゲージに気付けずに潜在意識レベルで反応すると、相手が見せている怒りの身振りを真似してしまい、身構えた印象を与えて事態が深刻化するかもしれません。ボディー・ランゲージを読み取るための手掛かりを知っておけば、その場に適した応答を意識的にすることができます。

腰に両手をあてて立つのは、今から行動を起こすぞと言うサインか攻撃性の表れ。
足を組んで座り、つま先を小さく蹴り上げる動作は退屈したというサインになる。
両足をわずかに開いて座るのは、無防備でリラックスした状態の表れ。
頬杖をついたり手を頬に当てるのは、何かについて検討したり、価値を見極めたり、考えているときの表現。
胸の前で腕を組むのは身構えているときの典型的なサイン。
背後で両手を固く握りしめて立つのは通常、怒り、落胆、不安などの表れ。
両手の指先を合わせるのは威信や威厳を示す表現。
髪で遊んだり、撫でたり、いじったりするのは不安や自信のなさの表れととらえられる。

これらの基本をおさえれば好意的なメッセージをより多く発信することができますし、知られたくないことを相手に気付かれてしまうこともなくなるはずです。

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